サーバー管理・監視サービスMackerelについて

「はてな」から新しいサーバー管理・監視サービスMackerelがリリースされたので、さっそく無料アカウントを作成して試してみました。
また、同じような監視サービスNew Relicと比べてみました。

・Mackerel
https://mackerel.io/

isdMackerel監視エージェントの導入

Sing inしたのち、ヘルプの記載に従って監視エージェントをインストールします。
RPMパッケージまたはdebパッケージをダウンロード&インストールし、APIキーをセットします。
ヘルプではユーザー自身のAPIキーが含まれた実行コマンド(4ステップ)が記載されているので、それをそのまま実行するだけです。
簡単に自動化できますね。

10分ぐらいたつと、Mackerelの管理ページでサーバーのリソース使用情報が見れるようになりました。

Mackerel Hosts情報表示

Mackerel Hosts情報表示

ちなみに、psコマンドやNew Relicにおけるプロセス情報表示で、Mackerel監視エージェントデーモンmackerel-agentの使用メモリは、6MB程度であることがわかります。
New Relicのサーバー監視デーモンnrsysmondは5MB、New Relicのアプリケーション監視デーモンnewrelic-daemonは10MB使用しています。

Mackerel監視エージェントデーモンの使用メモリ(New Relicにおけるプロセス情報表示より)

Mackerel監視エージェントデーモンの使用メモリ(New Relicにおけるプロセス情報表示より)

isdNew Relicとの比較

New Relicについては、以前下記のとおりまとめました。

・性能監視サービスNew Relicについて
https://inaba-serverdesign.jp/blog/20130912/newrelic.html

現時点で、New RelicにあってMackerelにない主な機能としては、下記があります。
Mackerelはまだリリースされたばかりですから、これらがいずれ実装されることを期待しましょう。

  • プロセス情報
  • アラート通知
  • アプリケーション性能監視
  • DB性能監視

逆に、New Relicにはない機能や違いをいくつかあげます。

サーバーのグルーピング

New Relicは任意のタグ付けでグルーピングするのに対して、Mackerelは「サービス」「ロール」という2段階で明確にグルーピングします。

「サービス」はプロジェクト、Webサービスといった大きなグループ。
「ロール」は、「サービス」の中でも、「Webサーバー」「Appサーバー」「DBサーバー」といった役割を表すグループです。

そして、同じ「ロール」の複数サーバーのリソース使用情報がひとつのグラフでまとめて確認できます。
これは公式ページの下記でわかりやすく説明されています。

・Mackerelの特徴
https://mackerel.io/ja/features/

複数のプロジェクト、サービスに関わる多数のサーバーの状況を簡単に一元管理できるのは便利でよいですね。

メモリの使用量情報が詳しい

すごく細かいところなのですが、New Relicは、バッファとキャッシュを除いた実質的な使用量とスワップ使用量しか表示されませんが、Mackerelでは、バッファ、キャッシュの使用量も合わせて表示されます。

New Relicのサーバーメモリ使用情報

New Relicのサーバーメモリ使用情報

Mackerelのサーバーメモリ使用情報

Mackerelのサーバーメモリ使用情報

日本のサービスである

いろいろな面で、私たち日本人にはとても使いやすいサービスですね。

  • 国内のサーバーを使用しているので管理ページがサクサク動く。
  • ヘルプが日本語でわかりやすい。
  • (なんとなく)安心感がある。

isdまとめ

「はてな」の新しいサーバー管理・監視サービスMackerelを試してみました。
まだリリースされたばかりで、これからどんどん機能が追加されていくのが楽しみです。

今はβ版で無料で使用できますが、いずれはNew Relicのように、有料・無料プランによりデータ保存期間や機能に制限が出てくるのでしょう。

以前の記事でも書きましたが、可用性を考慮した監視サーバーを用意するのはコストがかかりますし、運用専門の担当者がいない場合、監視ツールの導入までは手が回らないケースも多いと思います。
でも、Webサービスの安全運用や性能改善にはサーバーのリソース使用状況の把握が欠かせません。
忙しくても、とりあえずはNew RelicやMackerelの監視エージェントをインストールして、必要なときにいつでも状態を確認できるようにしておくとよいと思います。
導入が自動化でき、サーバーの状態を外出しにする、ということで、流行りの「Imuutable Infrastructure」にもマッチするといえます。

※あと、個人的には、Mackerelってスペルは間違えやすそうだなーと思いました。

(参考)
・kazutomoのブログ Mackerelを試してみた
http://kazutomo.hatenablog.com/entry/2014/05/08/231313

(関連記事)
・性能監視サービスNew Relicについて
https://inaba-serverdesign.jp/blog/20130912/newrelic.html

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