Garage labsサーバー部11U(ファイナル)~IaaSクラウド比較

12月3日(火)、Garage labsサーバー部11Uに参加しました。
前回は7月17日だったので、約5ヶ月ぶりの開催でした。
開催場所を提供してくださっていたコワーキングスペースGarage labsさんが12月13日をもって終了することに伴い、サーバー部の開催は今回が最後?ということで、参加者、発表者が過去最多となったようです。

僕は過去3回、「Linuxサーバーのセキュリティ対策シリーズ」と題して発表させてもらい、次の発表でシリーズを完結する予定でした。
でしたが、最後の発表としては内容が薄いので、ずっと温めていた?ネタ「IaaSクラウド比較」と題して発表しました。

発表資料はこちら。

 

今年4月にフリーランスになってから、AWS, さくらのVPS, さくらのクラウド, IDCフロンティアクラウド, Cloudn といったIaaS(一部VPS)に触れてきたので、それぞれのサービスの特徴を整理してみました。

dbenchによるディスクベンチマーク、unixbenchによるディスクベンチマークは、このブログで公開したデータと同じものです。

・IaaSクラウドのサーバーベンチマーク比較
https://inaba-serverdesign.jp/blog/20131204/cloud_server_benchmark.html

・IaaSクラウドのdbenchディスクベンチマーク比較
https://inaba-serverdesign.jp/blog/20131203/cloud_disk_benchmark.html

総合的にはAmazon Web Services(AWS)がおすすめですけれども、IDCフロンティアクラウドほか、国産クラウドも安価でサーバーの性能がよいので、ぜひ試してみてほしいです。

各IaaSについては、今後もどんどん機能が拡張されていくでしょうから、引き続きフォローしていきます。
僕自身、お客様から「3つぐらいのクラウドサービスで概算見積をそれぞれ出してほしい」というようなリクエストをいただくこともあり、各案件に応じて適切なサービスを選択して、適切なサーバー構成を提案したいと思っています。

ただし、今回の発表に関しては結果的に1時間近くかけてしまって、ほかに発表するみなさんも多い中、長すぎたことを反省しています。
僕はメールでもブログでもそうなんですけど、情報を詰め込みがちなので、少なくとも発表ではもうちょっとコンパクトにしなければいけませんね。


ほかのみなさんの発表について。
田名辺さんの発表で出てきた「Immutable Infrastructure」というワードは、恥ずかしながらこのとき初めて耳にました。

簡単に言うと、必要なサーバーを即時に調達して使った分だけお金を払うというクラウドサーバーのメリットを生かして、
「サーバーを一度セットアップしたら二度と変更を加えない。」
「変更が必要になったときは新しくサーバーをセットアップして、DNSの向け先を切り替える。」
というインフラの運用スタイルをさすそうです。
「二度と変更を加えない」かどうかはともかく、Amazon Beanstalkのように、アプリケーションのバージョンアップのたびにサーバーを使い捨てていくような運用方法が、今後増えてきそうですね。

そうなると、今年調査する機会があった、ログ集約のPapertrailやリソース監視のNew Relicといった、サーバーを追加すると自動的にログが一カ所に集約されたり、監視対象として追加されたりするようなクラウド監視・運用サービスのニーズも高まってくると思われます。

(参考)
・昼メシ物語 今さら聞けない Immutable Infrastructure
http://blog.mirakui.com/entry/2013/11/26/231658

・stanaka’s blog 2014年のウェブシステムアーキテクチャ
http://blog.stanaka.org/entry/2013/12/01/092642

もうひとつ、山内さんのオンプレミスなサーバー運用の話も興味深かったです。
特に「RAID5で組んでるディスクが2本壊れたけど、RAIDカードのキャッシュのおかげでデータが飛ばなくて済んだ。」というのは新鮮でした。
RAIDカードについては、キャッシュを使うことで書き込み性能を上げる、バッテリーを搭載して電源断時のデータ損失を防ぐ、といった知識はありましたが、ディスクが壊れた場合にも有効だというのは勉強になりました。


Garage labsサーバー部には、僕は後半の5回ほど参加させてもらいました。
特定の製品やサービスに限らずに、ネットワークやサーバーの技術や悩み事について深く話す機会はなかなかなく、また、「部活動」ということで、時間たっぷりでゆるやかな雰囲気なので、気楽に意見を交わせてとてもよい場所でした。
場所を提供してくださったGarage labsさん、責任者の赤沼さんに感謝!

そして、この「サーバー部」は今後も継続していこう、ということになりました!
メンバーのみなさん、今後ともよろしくお願いします。

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