JAWS DAYS 2014に参加しました。
3月15日(土)、ベルサール新宿グランドで開催されたAWS User GroupのイベントJAWS DAYS 2014に参加しました。
JAWS DAYS 2014
http://jawsdays2014.jaws-ug.jp/
札幌以外のイベントに参加するのは初めて。
ほかのトラックの発表が聞こえてくる環境で朝から7セッション、わりと真面目に聴講したのでかなり疲れましたが、AWSの事例やトレンドなど、とても勉強になりました。
全国のAWSユーザーの熱気を感じられたのもよかったです。
Immutable Infrastructureのトラックは人が常に大勢あふれていて、まさに「旬」ですね。
聞こえてくる参加者の会話でも、サーバー構築・運用管理の自動化はもはや特別なことではなく、当たり前に行われているようです。
僕はChefをなんちゃってで少し試しているぐらいなので、Dockerを使った環境やServerSpecを利用したテストなども含めて、取り組みたいと思います。
印象に残ったセッションの印象に残ったフレーズをメモ。
- Benchmarking on AWS / AWS Robert Barnesさん
- テストツールはパラメータなどのチューニングが必要。(例えば、「CPUコア数を2倍にしたらCPU性能値が2倍になるように」ということだと思う。)
- ディスクベンチマークはPre-Warming(暖気)が重要。
- EC2は40回以上テストして、パフォーマンスのバラツキがないようチューニングしたうえでリリースしている。
- ‘CARBS’が重要。
- Choose the Best Benchkmark Tool
- Analysis – “Best” は誰にとってのBestか
- Run enough test – 十分なテスト回数
- Baseline – “good result(こうあるべき)”のベースラインを決める
- Samples – テスト環境・結果は保存しておく
- ACEに聞け ELB/Auto Scaling / ラトリアスクエア本木さん
- スケールの閾値としてCPU使用率を使用。80%以上でノードを増やし、60%以下でノートを減らす。
- 夜間のサーバー負荷を減らすことができ、安心して寝られるようになった!
- 任天堂MiiverseのAWS活用事例 / 任天堂竹本さん、はてな渡辺さん
- 3リージョン、AZ単位でフルメッシュでVPN接続し、フラットな構成。
- DBはRDSではなくEC2を使用し、MHAでリージョン間自動フェイルオーバーを実現。
- DBはI/O性能を稼ぐため、SSDバックエンドのHI1, I2インスタンスを使用。
- アプリサーバーはc3, m3を使用。
全体ではベンチマークの話が一番興味深かったです。
懇親会でスピーカーのRobertさんが近くにいらっしゃったので話しかけてみたのですが、、、
「ディスクベンチマークツールのdbenchについてどう思いますか?」
「知ってるけど(無言)。。。YCSB(Yahoo! Cloud Serving Benchmark)がいろんなDBに対応していておすすめ!」
との回答が。
YCSBは主にNoSQL向けのベンチマークツールのようで、英語が拙すぎて通じていなかったのかも。。
今回の東京出張は、JAWS DAYS以外でも、スタートアップ企業の方やクラウドサービス事業者の方など、いろいろな方とお会いできてとても有意義なものとなりました。
成田行きのLCCで行けば(移動は大変だけど)かなり安いこともわかったので、これからも時折、東京の熱気・活気・スピードに触れに行きたいと思います。
お会いしたみなさん、ありがとうございました。