JAWS DAYS 2021に参加しました。

2021年3月20日、オンライン開催のJAWS DAYS 2021に参加しました。

・JAWS DAYS 2021
https://jawsdays2021.jaws-ug.jp/

8つのセッションを視聴しましたが、そのうち特によかった、ためになったセッションについて、まとめておきます。
運用系が多いですね。

AWSからのメール読んでますか? – アイレット廣山さん

運用を担当されているうえで、AWSから届く、警報、仕様変更、料金改定などのメール事例の紹介と説明がありました。
メール事例は、実際に出くわさないと目にすることもないので、こうして公開していただくのは、とてもありがたいです。

基本的には「ユーザーが不利益を負わないように送信されるもの」だと。
Abuse(不正利用されている)系のメールなど、非常に重要ですね。

僕がサーバー構築を担当する案件では、お客様のほうで用意していただいたAWSアカウントを使用するのですが、マスターアカウント宛てのメールはスルーされがちです。
「マスターアカウント宛てには、不正利用やクレジットカードの期限切れ、24時間以内に対応が必要など、最悪アカウント停止に至るような重要なメールが届く。
複数人が受信するアドレスをマスターアカウントに登録して、必ず目を通してほしい」
といったことを、しっかりお伝えしていきたいです。

サーバーレスとコンテナを活用したアプリケーションの開発の今~クラスメソッドMADの顧客は何を採用しているのか?~ – クラスメソッド濱田さん

サーバーレス、コンテナを専門に扱う、クラスメソッドMADチームの顧客が採用している技術を紹介。
案件の統計情報の公開はありがたいですね。
フロントエンドはReact、開発言語はTypescriptが多い、と。
この分野は自分の理解が遅れていることもあり、流行り・定番の技術がわかって、とても参考になりました。

あと、監視ツール Managed Service for Prometheus / Grafana は、試してみたいと思いました。

AWS運用を頑張らないために何が出来るのか – アイレット山﨑さん

AWSの運用を効率化するための理念と工夫のポイントを紹介。
運用が始まってからも、AWS機能に関する知識を深め、新機能を理解し、改善を進めることで運用が効率化されていく。
それが、「がんばらないために、がんばる」ことと理解しました。

RDSのトラブル発生に備えて!やっておくべき設定・監視 – クラスメソッド橋本さん

RDSインスタンスで設定すべきモニタリング、ログ出力について、とてもわかりやすく説明されました。

僕がいつも設定している内容とほぼ同じで、クラスメソッドのテクニカルサポートでも実施している内容ということでひと安心。
拡張モニタリングは使ったことがなくて、通常のモニタリングの「CPU使用率」「使用可能なメモリ」「ディスクの空き(Aurora以外)」を使用するぐらいでしたが。
料金がそれほどでもないなら、拡張モニタリングも使ってみたいですね。

RDSに限らず、EC2ほかのサービスも同様ですが、AWSはマネジメントコンソールでポチポチ操作するだけで簡単に機能要件を満たすリソースを立ち上げられます。
ただ、本番運用するとなると、非機能要件のバックアップ、セキュリティ、ログ、モニタリングを考慮する必要があり、その部分はインフラエンジニアとしてはしっかり設計・設定したいです。

わたし達はなぜ「北海道で生きること」を選択したのか~移住を決めたエンジニア達のエトセトラ~ – コープさっぽろ若松さん、山﨑さん

道外から道内に移住されたエンジニアからみた、北海道のよさ、注意点など。
僕はずっと札幌在住なので道外との違いはあまりわかっていなくて、へぇーと思わされました。

オブザーバビリティ15分クッキング -UX/アプリ/インフラ/AWS 全てを可視化できるかな? – New Relic瀬戸島さん

WordPressサイトを設置したサーバーに、監視サービスNew Relicのツールをインストールするデモンストレーション。
「15分の時間内に完了できるか?」というチャレンジでしたが、最初に「みなさん、サイトにアクセスして負荷をかけてください」と煽ったせいか(笑)、サーバーのCPU使用率が100%に張り付いたことで操作がしにくくなったようで、結局、完了しませんでした。
僕も何度かF5でリロードしたので、申し訳なく思います。
でも、マスクのプレゼントは申し込みました(笑)

New Relicは、無料で利用できたころは、けっこう使っていました。
エージェントのインストールが簡単ですし、APM, MySQL Pluginのグラフ機能はかなり強力で、アプリケーションのパフォーマンス改善にはとても有効なツールだと思います。
予算に余裕があるプロジェクトであれば、また使ってみたいです。


今回はオンライン開催でしたが、映像、音声は全く問題なく、違和感なく視聴できました。
セッションの選択や、同時間帯の他のセッションへのスイッチなどもスムーズでした。

オンラインならではご苦労もあったかと思いますが、運営担当のみなさん、登壇されたみなさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。
 

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