Alibaba Cloud ECSのディスクロールバック機能を使ってみた
Alibaba Cloud ECSには、バックアップ用に取得したスナップショットから、カレントサーバーのディスク状態を復元する「ディスクのロールバック」という機能があります。
・クラウドディスクのロールバック – Alibaba Cloudドキュメントセンター
https://jp.alibabacloud.com/help/doc-detail/25450.htm
先日、初めてこの機能を使う機会がありました。
サーバーを停止して、スナップショットを選択して「ディスクのロールバック」
これだけで、サーバーがスナップショット取得時点の状態に復元されました。
(当然、スナップショット取得移行の変更はすべて破棄されます。)
超カンタン!
Alibaba Cloudのコンソールでロールバックを指示してから、サーバーが起動するまでの所要時間は、ディスクサイズが60GBで、1分30秒ぐらいでした。
また、先ほど別のサーバーで実験したところ、40GBのディスクで、40秒ぐらいでした。
ディスクサイズや差分量で、所要時間が変わってくるのかもしれませんね。
サーバー1台が前提のVPSサービスでは、このような機能を持っているサービスがありそうですが、IaaSでは珍しいかと思います。
例えば、AWS EC2であれば、以下のような操作が必要です。
A-1. スナップショットからAMIを作成
A-2. AMIからEC2インスタンスを作成
A-3.(ElasticIPを使っていれば)ElasticIPを旧サーバーから付け替え
あるいは、
B-1. スナップショットからボリュームを作成
B-2. EC2インスタンスのボリュームを旧ボリュームと差し替え(デタッチ&アタッチ)
でもよいでしょうか。
いずれにせよ、複数の操作が必要で、その分時間もかかります。
AWSCLIを組み合わせてスクリプトを用意すれば、所要時間は短縮できるでしょうが。
カレントサーバーを一発で復元してくれるので、これは便利な機能ですね。
(関連記事)
・AliEaters Sapporo #1でお話ししました。~Alibaba Cloud ECSを使ってみた~AWS EC2との違い
https://inaba-serverdesign.jp/blog/20181029/alieaters_sapporo_ecs_difference_from_ec2.html