Windows 10でdwm.exeが暴走して落ちる問題が解決

最近悩まされていた、Windows PCが頻繁に落ちる現象が、ディスプレイドライバーのアップデートにより、解決しました。

isd現象

2021年12月ごろ?から、仕事で使用しているWindows PCが頻繁に落ちる現象が発生していました。

Chromeなどのブラウザで操作していると、急に画面が真っ黒になり、キー入力に全く反応しなくなるため、電源オフ、オンによる強制再起動するしかありません。
頻度は、数時間~3日に一度ぐらいでしょうか。

重要な作業中に落ちるとまずいですし、オンラインミーティング中であれば、他の方にも迷惑をかけてしまいますね。

PCのスペックは以下のとおりです。

  • 機種: Let’s note CF-RZ8
  • OS: Windows 10 21H1
  • CPU: Intel(R) Core(TM) m3-8100Y
  • メモリ: 8GB

isd調査と対処

Windowsのリソースモニターを眺めていると、dwm.exe のメモリ使用量が非常に多いことがわかりました。
ひどいときは、「プライベート」だけで2GB以上使用し、1秒間に100MB以上のものすごい速さで増えていき、その数分後に落ちました。

「dwm.exe」でググると、以下の記事を見つけました。

・Intel、Windowsでdwm.exeが高負荷になる問題解消したグラフィックスドライバー最新版 – TECH+
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20211228-2240128/

「一部のWindows10およびWindows11においてDCH Driversが原因でdwm.exeが本来よりも多くのCPUおよびRAMリソースを使用してしまう問題を解消」
とのことで、ずばりこれですね。

Windows PCのデバイスマネージャーで調べたところ、このPCのディスプレイアダプターは、Intel UHD Graphics 615 でした。
ドライバーのバージョンは「27.20.100.8681」でした。

PCの製造元であるパナソニックのサイトで調べたところ、配布しているドライバーの最新バージョンも同様に「27.20.100.8681」でした。

・パナソニックパソコンサポート ビデオドライバー アップデートプログラム ダウンロード
https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/004945?ct_faq=1&no=5&q=CF-RZ8&score=0.486511081457138&sri=7020888&trn_org=2

もう少し待てば、パナソニックからもリリースされるかもしれませんが、頻繁に落ちて業務にも支障が出つつあります。
待ちきれないので、インテルの公式サイトから、ドライバーの最新バージョン「30.0.101.1191」のexeファイル(igfx_win_101.1191.exe) をダウンロードして、インストールすることにしました。

・Intel Graphics – Windows* DCH Drivers
https://www.intel.com/content/www/us/en/download/19344/intel-graphics-windows-dch-drivers.html

念のため、問題があったときに元に戻せるよう、パナソニックのサイトから、「27.20.100.8681」のドライバーをダウンロードしておきます。

ドライバーのアップデートは、インテルの公式サイトからダウンロードした
igfx_win_101.1191.exe
を実行するだけです。
簡単ですね。

アップデートには10~15分ぐらいかかったでしょうか。
その後、指定どおりWindowsを再起動して終了です。

isdアップデート後

ドライバーのアップデート後、1週間ほど経ちますが、Windowsが落ちる現象は発生していません。
リソースモニターでの dwm.exe のメモリ使用の「プライベート」値は、50~100MB程度で落ち着いています。
これで解決といってよいでしょう。
作業中の環境をクリアされてしまうストレスから解放されて、スッキリしました(笑)

以下、アップデート後の情報ですが、参考まで。

・リソースモニター

・ディスプレイアダプター

・ディスプレイドライバーのバージョン

 

Follow me!