AMIMOTOマネージドホスティングをおすすめしてよかったというお話。

最近、お付き合いのあるお客様から、WordPressによるWebサイトのサーバーについてご相談がありました。

WordPressのサーバーサービス「WpXクラウド」で、一番上の料金プランを利用しているが、サーバーサービス会社さんから「アクセスが多すぎてサーバー、ネットワークの負荷が高いので、CDNを使う等の対処をしてほしい」と連絡があったそうです。

・WpXクラウド
https://www.wpx.ne.jp/cloud/

それで、

  • 画像はJetpackプラグインのPhoton機能によるCDNに外出し。
  • 一部ウィジェットを外す。

などの対処を行ったそうですが、サーバー、ネットワークの負荷が高い状況は変わりません。
僕がWebサイトやサーバー負荷情報を確認しても、ユーザー側でできる対処はきちんとやっていて、純粋にアクセス数が多すぎてサーバーの処理が追いついていないように見えました。

そこで僕は、よりスペックのよいサーバープランをもち、WordPressサーバー環境のチューニング&サーバー運営のスペシャリスト集団であろう、次の2つのサーバーサービスをご紹介しました。

・AMIMOTO マネージドホスティングプラン
https://ja.amimoto-ami.com/plans/hosting/

・KUSANAGI フルマネージドサービス
https://kusanagi-hosting.com/

この2つのうち、そのお客様は「AMIMOTO マネージドホスティングプラン、CDNオプション」を選択されました。
Webサイトから問い合わせ後、アクセス数等の情報を伝えると適切なサーバープランを選択してくれて、その日のうちにサーバーを移行しました。

データ移行作業はマネージドホスティングプランに、DNS設定(Amazon Route 53)はCDNオプションにそれぞれ含まれているので、AMIMOTOのほうでやってくれます。
お客様のほうでやったことは、「Nginx Cache Controller」の設定と、ドメインのネームサーバーのRoute53への切り替えのみです。

お客様には、

  • 問い合わせ後、すぐにサーバーを移行できた。データ移行もやってくれた。
  • 月額料金が50,000円から60,000円と少し高くなったが、サーバーに関しては全く不安がなくなった。(移行前のサービス運営会社もいろいろと対策方法を提示してくれたが、ユーザー側でサーバーやネットワークの知識がないとその対処が難しい)
  • 1ページの表示がかなり速くなった。表示が遅い現象は全く発生しなくなった。
  • これからアクセスが増えても、サーバーはまだまだ上のプランが用意されており、スペックアップする余地がたっぷりある。

という点で、とても喜んでいただけました。

移行前後のサービスプラン比較は次のとおり。

サービス WpXクラウド AMIMOTOマネージドホスティング 
プラン グレードX シングルインスタンスc4.xlarge + CDNオプション1TB 
スペック 容量250GB、MySQL容量2,000MB(CPU、メモリは非公表)  4vCPU, メモリ7.5GB, ディスク30GB(SSD) 
月額料金(税抜) 50,000円 30,000円 + 30,000円 = 60,000円 
月間転送量目安 4,000GB (なし)
想定月間PV数 ~2,500万PV 300万PV

 

このWebサイトの正確なアクセス数はわかりませんが、AMIMOTOがこの料金プランで目安としている月間300万PVよりはずっと多いようです。
AMIMOTOのサーバー管理ダッシュボードを見せてもらいましたが、CPU使用率はだいたい40%ぐらいでした。
AMIMOTOによるサーバー選択、サイジングは多くのWordPressサイトを稼働させている経験からくるのでしょうが、サーバーリソースをほどよく使っていて、さすがだと思いました。
僕だったら、もう1つ2つ上のプランを選択していたかもしれません。

※サーバー管理ダッシュボードでは、サーバーのCPU使用率が見れるのと、サーバーの停止、起動やスナップショット取得ができます。

また、気になる「マネージドホスティングサービスでどこまでサポートしてくれるか」については、以下の情報がありました。

  • サポート対象はOS、ミドルウェア(Nginx, PHP, MySQL)まで、WordPress等のアプリケーションはサポート対象外。
  • 不正アクセスが多い点を相談したところ、BASIC認証やIPアドレスブロック設定もやってくれた。

アプリケーション、コンテンツはユーザーの責任範囲ですが、それ以外のサーバー側の設定については、相談すれば比較的柔軟に対応してくれるようです。
 
 

自分でサーバーの面倒を見れるのではない限り、静的コンテンツのみの場合やWordPress, Movable Type, EC-CUBEをそのまま使うようなシンプルなWebサイトは、専用サーバーを使うのではなく、レンタルサーバーサービスや、チューニング+サーバー保守が一体となったマネージドホスティングサービスを利用するのがコスト的にお得だと思います。

逆に、サーバーの運用費用を抑えたいのであれば、WebサイトはCMSのカスタマイズを最小限に抑え、どのサーバーにも載せられて、CMSサーバーのPHP等ミドルウェアのバージョンアップに影響されないようなシンプルなつくりにすることも大事なことではないでしょうか。

以上、AMIMOTOマネージドホスティングをおすすめしてよかったというお話でした。
WordPressのサーバー負荷でお悩みの方の参考になれば幸いです。

※移行前のWpXのサービスが劣る、というわけではなく、用意されているサービスのキャパシティ上限を上回るアクセスがあったので、より大きなキャパシティが用意されている別のサービスに移ったということです。念のため。
 

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