ラピッドサイトVPSのメール送信障害について思うこと

最近(2019年5月下旬時点)
「ラピッドサイトVPSサーバーからGmail/G Suite宛てのメールを送信できない」
というご相談がいくつかありました。

Gmailを利用している個人やG Suiteを利用している企業は多いですから、困りますね。

調べたところ、ラピッドサイトVPSのIPアドレス範囲が、スパム判定リストを作成、提供しているSpamhausのブラックリストに一時的に登録されてしまったことが原因のようです。

・ラピッドサイトVPS 障害情報(随時更新されます)
https://www.rapidsite.jp/support/news/vps/vps-tech/

その後、スパム判定のブラックリストからは削除されたけど、Gmail/G Suite宛ての送信メールのみ拒否される、という現象が続いているそうです。

この問題に対して、ラピッドサイト(GMOクラウド)が提示している暫定処置が以下になります。

・GMO CLOUDサポート リレーサーバーの設定作業に関しまして
https://help.gmocloud.com/app/answers/detail/a_id/3712

・GMO CLOUDサポート [RapidSite]リレーサーバーの設定作業に関しまして
https://help.gmocloud.com/app/answers/detail/a_id/3713

「リレーサーバーを用意するので、Gmail及びGsuite宛てのメールのみリレーサーバーを経由して送信してください」ということですね。

ユーザー側で必要な作業は、次のようになります。

  1. ラピッドサイトに、リレーサーバー用のアカウント作成を依頼。
  2. メール送信先のうち、G Suiteを使用しているドメインをリストアップ。(メールリレー設定で送信先ドメイン指定が必要なため)
  3. サーバーのメールソフトで、メールリレーの設定。
  4. G Suiteを使用している送信先ドメインをラピッドサイトに連絡。(リレーサーバー側でもドメインの設定が必要なので、とのこと)
  5. 送信元アドレスのドメインに関して、DNSのSPFレコードがあれば、リレーサーバーのIPアドレスを追加。

これ、特に、2.の「メール送信先のうち、G Suiteを使用しているドメインをリストアップ」が、けっこうハードルが高いですね。
メールは多数の相手とやりとりするのですから、送信先ドメインをリストアップして、サーバーに設定して、さらにラピッドサイトに連絡しなければならないのは、現実的ではないと思います。
例えば、企業ドメインでメールを使用している場合、新しい取引先が増えたら、その都度、追加設定と連絡が必要になるのです。

Gmail/G Suite側でスパムと判定されなくなるのがいつなのかは、Googleが決めることですので、さっぱりわかりませんから、この暫定処置をいつまで行わなければならないのかもわかりません。

「ラピッドサイトVPSがダメだ」というわけではないのですが、個人的には、この問題を解決するには、これを機に、メールだけでも他のメールサービスに移行するのがよいと思います。
メールアドレスが多いと、PC側のメールソフトの設定変更も大変でしょうが、ラピッドサイトVPSのサーバーOSがCentOS 6であれば、2020年11月末でOSのサポートが終了するというタイミングでもあります。
(ラピッドサイトが、CentOSのサポートが終了しても、VPSのサポートは継続する可能性もありますが。)

また、これまでこのブログでも何度か書きましたが、Webサーバーとメールサーバーは、それぞれの影響を受けないよう、違うサーバーを使用することをおすすめします。

これは、どちらかの不具合でWeb、メールの両方がダウンしてしまうことを防ぐためです。
「Webサーバーに何らかの不具合が発生しているが、不具合に関するユーザー、顧客、関係者からの問い合わせや連絡のメールを送受信できない」
というような事態は避けたいですね。
 

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