JAWS DAYS 2015に参加しました。

JAWS DAYS 2015に参加しました。

3月22日(日)、ベルサール新宿グランドで開催されたAWS User Group – JapanのイベントJAWS DAYS 2015に参加しました。

JAWS DAYS 2015
http://jawsdays2015.jaws-ug.jp/

僕は事例が好きなので、見たセッションは事例ものが多かったです。
印象に残ったセッションをいくつか書いておきます。

H.I.S榎本さん、WindowsシステムのAWS移行とMulti-AZ化

エンタープライズのWindows Server + SQL Serverの移行事例で、以下が印象的でした。

  • RDS for SQL Serverは東京リージョンではMulti-AZに対応していないため、SQL Server AlwaysonでMulti-AZでのフェイルオーバー・クラスター構成を実現した。
  • SQL ServerのMAX DOP値に注意。
  • ファイル共有はDFSを使用し、DFSレプリケーションで冗長化。
  • 「EnterpriseでAWSを使う場合、一番最初に使うべきサービスはDirect Connect」

SQL Serverはほとんど使うことがないのですが、今後構築案件があればMAX DOP値は注意したいと思いました。
SQL Serverの東京リージョンMulti-AZ対応はずっと実現されないのか、もうひとつAZが増えたら実現するのか。。
でも、本当にこの理由でMulti-AZ化されないなら、3つのAZにデータを保存するというAuroraも東京にやって来ないのでは。。

ソニックガーデン倉貫さん、「納品のない受託開発」の先にある「エンジニアの働きかたの未来」

僕はプログラマーではないですし、ドキュメントレスなど、自分にも当てはまらないポイントもありましたが、
「要件にとらわれずにお客様にメリットのある成果を出し続けるコンサルティング」
が生きる道というのは共感できました。
稼働中のサーバーの運用については、作業時間や要件にとらわれずに、改善のよい提案をしていかなければならないと、改めて気づかされました。

ハンズラボ長谷川さん、田部井さん、東急ハンズのクラウドデザインパターン

ハンズラボ長谷川さんは以前からインタビュー記事などではよく目にしていて、その思想は気になっていたので、直に触れられてよかったです。
トライしなければ始まらない。
「やってみなはれ」ですね。

ユニケージ開発、永続データはファイルベースというのが新鮮でした。
昔、夜間の日次処理で苦労したことがあるので、人にやさしい「夜間バッチ廃止」は広まればいいなと思います。

ジグソー照井さん、[Deep Dive]Infra寄りのDevがお送りする「RDS for Aurora」徹底検証

札幌代表、照井さんによるAuroraの発表。
Limited Previewのため公開できる情報に制約がある中で、アーキテクチャを踏まえて性能や可用性、機能について、これまでのRDS for MySQLとどう違うのか、どうなるのか、踏み込んだ解説や推測をまとめた素晴らしい発表でした。
まさにDeep Dive!
札幌でも本人に聞けるけど(笑)、今回一番勉強になりました。

SQLコマンドで障害のシミュレーションができるのは知らなかったので、試してみたいと思います。


全体的には、去年もそうだったのですが、北海道では聞けないエンタープライズや規模が大きめな事例の詳しい説明が聞けるのはワクワクしました。
また、ユーザー主導のイベントということもあり、参加者の強いエネルギーを感じました。
AWSはIaaSの中ではユーザー数が圧倒的に多く、また、日本でもコミュニティが充実していて、事例やTipsが惜しみなく公開されているいるというのが大きな強みですね。

1フロアの複数トラック同時進行のため、去年は他のトラックと音が混ざって聞き取りにくいこともありましたが、今年は慣れたのか(笑)、音量が適切に調整されていたのか、聞きにくいと感じることはありませんでした。
考えてみれば、入場時の受付や弁当の受け取り、懇親会の移動など、すべてがスムーズでした。


会場での懇親会のあとは、サポーター企業に用意していただいた懇親会であるPub Crawlにも参加しました。
費用もサポーター企業が負担してくださるということで、ありがとうございました。
株式会社レキサスの何人かの方とお話しましたが、考えてみると、沖縄の方とお話したのは生まれて初めてかも(笑)

スタッフ、登壇のみなさん、参加されたみなさん、お疲れさまでした!

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